産婦人科・婦人科
当院は産婦人科医が常勤しておりますので授乳中にも内服可能な薬を処方できます。
漢方薬なども取り扱っておりますので授乳中の方も安心してご相談ください。
分娩は行っておりませんので、ご希望をお伺いし分娩施設をご紹介しております。
その他、ピル処方や子宮頸がん検診、性感染症の検査や治療などあらゆるお悩み事に対応しております。お気軽にご相談ください。
診療内容
子宮筋腫について
子宮はニワトリの卵位の大きさで、胃や腸のように伸び縮みできる筋肉(平滑筋)でできています。この子宮の平滑筋の中に、良性のコブのような塊ができるのが子宮筋腫です。
子宮筋腫は、月経が始まる前の若い女性にはほどんど発症しないこと、閉経すると筋腫が小さくなることなどから、その発育には女性ホルモンが深く関与していると考えられています。
子宮筋腫ができる場所とは
子宮筋腫は育つ場所もさまざまです。筋腫が子宮の筋肉の中に埋まっているようなものを筋層内筋腫、子宮の筋肉の外側(漿膜)に突き出してくるものを漿膜下筋腫、内側の子宮内膜(粘膜)に突き出してくるものを粘膜下筋腫とよんでいます。
症状
子宮筋腫に伴う症状で最も多いのは、月経血量が増える過多月経で、出血量が増えることで貧血になることがあります。最近めまいがするとか、階段の昇り降りで動悸がする場合は要注意です。
このほか、筋腫が大きくなり膀胱や尿管、直腸などを圧迫するため、下腹部や腰痛、頻尿、便秘などの症状もみられます。
治療法
子宮筋腫の治療法には、手術療法、あるいは薬物療法と手術療法の併用療法などがあります。
こうした治療法を選択する際には、患者さんの症状の程度、訴求筋腫であるかどうかの的確な診断、筋腫の大きさやできている場所、年齢やライフスタイルなどを考慮します。
GnRHアゴニスト療法
女性ホルモンの分泌を低下させた状態を薬物の作用によりつくることで筋腫を縮小させたり、過多月経や下腹痛、腰痛、貧血などの諸症状が改善します。
ただし、薬だけで筋腫を完全に消失させることはできないと考えられています。
子宮頸がんワクチン
子宮頸がんを防ぐために
子宮頸がんは、発がん性HPVの感染によって起こる病気です。発がん性HPVは性交渉によって感染しますが、性交経験のある女性の約80%が一生のうちに一度は感染するといわれるほど、ありふれたウイルスです。女性なら誰でも起こりうる病気です。
子宮頸がんは、幅広い年代の女性にみられますが、特に最近は20~30代の女性に急増しています。
もし、子宮頸がんになっても、はじめのうちは自覚症状がないため、自分では気づくことができません。
検診を受けていれば、前がん病変から発見することができて、子宮を失うことなく、完治しうる病気です。子宮頸がんを防ぐのに早すぎることはありません。子宮頸がんは、子宮頸がん予防ワクチンの接種による発がん性HPVの感染予防と、定期的な検診によって予防することができる病気です正しい知識を身につけ、ワクチン接種後も1年に一度は検診を受けましょう。